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第69回 8月(葉月)ミュウガ

8月7日に予定されている「親子で森林体験」の準備を進めていたわんぱくの森へお邪魔して、林の中を散歩。行くたびに新発見がある。お土産にミョウガをいただく。
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「食べるのは、ミョウガのどの部分?」「ミョウガって、花の後で実がなるの?」などの質問が飛び交う。
ミョウガの花の絵って、まだ描いたことなかったナ。数日後の朝早く、自転車で出かけて描いたのがこれです。
林の中に、あまり踏み込んではいけないと気にしながら、遠慮がちに地下茎を探り当てる。落ち葉が積ってふかふかに土なのにびっくり。
ミョウガの学名は、「ジンジャーの仲間・mioga」です。近縁のショウガは、生姜(ショウキョウ)・乾姜(カンキョウ)の名前で、漢方薬に頻繁に登場します。
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by midori-kai | 2016-08-25 06:06

千葉街道沿いに お寺と神社を歩く    高 野 史 郎

7月末にやっと梅雨が明けた。昔は、梅雨といえばしとしとと小雨が続く鬱陶しい天気だったはず。それが今では、もう誰もがウンザリする局地的な集中豪雨となった。気温の変動も激しい。
「熱中症予防のため、適度に冷房を使って……」が普通になってしまった。7月末現在で利根川水系のダム貯水量は、55%という。ナシを始め農作物被害が心配、水道の水は大丈夫なのだろうか?

11月3日には、大洲防災公園で市民まつりが開かれる。その時に、市川みどり会の展示場所でする予定の樹木クイズを頭に浮かべながら、このところ市内の緑地をあちこち歩き回っている。ごくありふれていて、誰にでも知っておいて欲しい樹木を12か15種ぐらい選び出すとすると何があるだろう。改めて幹の模様や、葉脈の違いなどを確かめて回っている。
コナラ、クヌギ、スダジイ、マテバシイなどのドングリの仲間。それに、ケヤキ、イヌシデ、シロダモ、ムクノキ、などは知っている人も多いだろう。街路樹を含めるとなると、ヤマモモやプラタナスがある。市川市の天然記念物に登場するのは、ハリギリ、ラカンマキ、イチョウなどか。
木の名前を知っているだけではなくて、市川のどこに生えていたかな? そこへ出かけてみよう!までにつなげたいものだ。野の花に関心を持つ人はかなりいるのだが、しみじみと空を見上げて、四季の移り変わりを心に感じ、高い木の梢を仰ぎ見る人は、あまりいそうもない! 
でも、地面の中からあんなに高いところまで水が吸いあがる。それが大地の温度を下げてくれるなんて、ありがたいことですよね。

久しぶりに、市川駅から14号線沿いを露地に入り込んだりして、樹林の状況を調べ歩いた。まずは、西消防署横の自然幼稚園・地蔵山墓地から始めることに。しょっぱなから衝撃の始まり。気にはしていたのだが、奥に続くクロマツが完全になくなって、地蔵山墓地のクロマツもスケスケ状態になってしまったこと。アオギリの実が、膨らみ始めた。
植物の根はたくましい。外国の遺跡などでも、古い時代の岩の上を、熱帯樹林が覆いかぶさる例は多い。皇居の石垣もクロマツなどの根が伸びて、石積みを壊す恐れがあるとか。「すきま植物」などと呼ばれる道路沿いの細い隙間から育つ雑草も、いつ雨が降るかもしれない環境の中で、しおれることもなく茂っているのが見られる。しかし、お寺さんにとって、大きくなりすぎた樹木は、お墓を破壊する厄介者でしかないのだろうが。
環境省の巨樹調査の基準では、根際から130㎝の高さでの胸高幹周が300㎝以上を巨樹と決めている。例外規定の樹種にクロマツは含まれていないから、今まで15年間の調査ではクロマツの巨樹は市内にないと思っていた。2年前にやっと見つけたのが、地蔵山墓地の右奥だった。
それが、湿った大雪で折れると一大事という理由で切られてしまったのが、見つけた直後のこと。切り口の年輪を数えたら110ほどだった。明治40年ごろの生まれと思われる。たぶんこれで、市川市の木、最高齢のクロマツはなくなってしまったわけである。
東に移動すると、新田春日神社。社殿すぐ右の「根上がり松」が目につく。幹と根の分岐点はかなり高い。空中でタネが芽生えたわけはないから、ここ数十年の間に市川砂州の砂が雨に打たれて周囲へ流され、根が露出する結果となったのであろう。狭いところに植えられた、ヒマラヤスギがわびしい。この木はもっと広々としたところに植えて欲しかった。
さらに東進すると新田胡録神社となる。手前側に、まだ若い実をつけたエノキがあった。裏へ回るとかなり背が高いクロマツ、そしてクヌギが生えている。
クロマツは、細い葉に隙間が多いから、すぐ北側の民家からも暗くなるという苦情は少ないのだと思われる。樋に枯葉は詰まっていないかと、すぐに気にしてしまう。神社の後ろはしばしば小さな公園になっている。近所の親子が砂遊びなどをしていた。高石神社のあたりまでが、市川砂州の範囲だといわれている。
工事中の外環道路の手前には、諏訪神社。ここのクロマツは殆どが市の保存樹木に指定されていて、樹名板がついている。安泰なのがうれしい。見慣れない丸い葉っぱの木があったのは新発見。なんとシナノキで、船形の実が一つだけ残っていた。来年の花の盛りの頃に確かめたい。行徳の徳願寺にも門前にあるのだが、次の時にみたら、丸く刈り込まれて実はなくなっていたのが残念だった。
諏訪神社の東側は外環工事中でクレーンが何か所も作業中。その手前、高さ3mほどに育ったクロマツが10本ほど植えてあるのをずっと前から気にしている。次世代に向けての計画なのだろうか。ここはどこの管轄で、どういう計画なのか、どうして解説板などが設置されていないのだろう? 看板一つでクロマツへの関心も呼び起こせるのに。
本八幡駅近くの高層ビルのところへ。市川駅南のアイリンクタワーと同様に、ここも時にビル風がひどい。同時に植えられたクスノキなのに、風の通り道に当たる木は枝先が枯れていたり、葉があまりついていないところもある。図面の段階で、植栽計画をチェックできなかったのだろうかといつも思う。
八幡の薮知らず。
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この中はモウソウチクの純林のようになってきた。近くの高齢の人たちに「昔はどんな林だったんですか?」と聞いて回ったことがあった。残念ながら、殆ど全部の返事が「今と全く同じ」という頼りない返事だった。黄門さんに確かめるわけにも行かない。いつごろの時代に、どういう木が、どんな状態で茂っていたかを知りたかったのに。しっかりと記録に残しておかないと、記憶も樹木の移り変りも、すべては忘却のかなたへ消えていってしまう。
道路側に傾いた木は、水を通さない車道側を避けて、おそらくは枝の茂みとは反対側の竹薮の中に、根を伸ばしているのだろう。葉っぱは、光を求めて北側へ枝を伸ばす、根は水を求めてモウソウチクが張り巡らした地下茎の隙間にもぐりこむ。地上と地下のバランスが崩れて何年たったことやら。見上げる葉の先には、緑の丸い実がついている。木肌の模様からしても、ケヤキではなくムクノキである。
市役所へ通う人の何人が、ここで、この木の行く末を案じているのだろうか?

7月2日には、浦安駅近くの公民館で「こどもエコクラブ・サポーター会議@ちば」が開催された。サポーターとは、こどもたちの面倒を見るグループのリーダーたち、いくつかの市の担当者も来てくれた。なんとなんと、早朝に家を出て、はるか鴨川から参加してくれたサポーターもいたのである。
はじめのアイスブレークは「いもむしジャンケン」、楽しく組み立てられたゲームで変化をつけながら次々と展開していく。
最後には、少人数に分かれて、自分がかかわっているグループの活動の報告。話す役、聞く役、それをメモする役と3人が順に3回転するという仕組み。特定の誰かがしゃべりすぎることもなく、それぞれの役割を体験し学びあったのがよかった。講師は、こどもエコクラブ全国事務局長の川村研治さん。ありがとうございました。
ワークショップでは、廃油を使ってのエコキャンドル作り。小さなコップに、3色のロウソクが出来上がり。この講師は、こどもエコクラブの行事にしばしば登場する北極海のシロクマこと、廣田由紀江さんだった。この次の機会には、もっと大勢が集まってくれるとうれしい。
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by midori-kai | 2016-08-25 06:02
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


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