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第57回 5月(皐月) カキノキ

カキノキ
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5月中旬頃から、カキノキは花盛りに。緑色の地味な花だから、殆ど気にしないで通り過ぎてしまうかもしれないけれど、花が咲かなければ、当然実がなりません。
タネのあるもの、シブイ柿とアマイ柿、種類もいろいろ。
小さな雄花が房になって咲いている枝があるの、気がついているでしょうか? 
春に出た新しい枝の元の部分に花をつけるから、秋遅くに枝先をつめてしまうと、翌年の花芽を切り落とすことになります。
タネの有無にかかわらず甘い「完全甘柿」と、タネができないと甘くならない「不完全甘柿」という区別もあります。
花の下のガクは、実が熟すまでずっと付いていて、ヘタと名前が変わります。クチナシやアジサイなどもずっとガクが残っていて、「宿存萼」という言葉がありますよ。
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by midori-kai | 2015-05-15 06:45

 すばらしい芽吹き 季節は早い 初夏へと向かう    高 野 史 郎

急に道端に野の花が咲き出した。ホトケノザには、時に白い花のがあったりする。林の影にウラシマソウが釣り糸みたいな黒い付属体を伸ばして咲き始める。「あの糸は何のためにあるの?」よく聞かれるけれど、答えようもない。
何かの昆虫が、あの糸を利用してよじ登り、花粉媒介などにかかわっているのかも知れないが、そんな形跡は見かけない。どんな仕掛けがあるのだろう。ともあれ、大昔から・株の奥深く、ウラシマソウの内部で計画され、30㎝もの糸をするすると繰り出したのだろう。
林縁や林の中を散歩していた目が、空を見上げる季節に急転する! 雑木林が淡い色彩で色づきだした。コナラ、イヌシデ、ケヤキ、エノキなどなど。林に中へ入り込んで木肌を確かめながら、木の種類と多彩な緑色との関係を実物で確認しておこうと思いながら、未だに果たしていない。この次の機会に、などと思っているうちに、すぐに初夏がやってきてしまうのだ。
いくつかの谷津田などで、こうした散策を楽しんだ。船橋の北東部から流れは、東側の八千代市につながって印旛沼水系となる。すごくゆるやかな水の流れに従って水田が広がる。その向こうにこうした雑木林が広がっている。佐倉駅から少し先にも随所にこうした素敵な場所がある。
日本産のジュウニヒトエが咲いていた。レンゲの花もある。昔の田んぼから逃げ出したものか? 誰もが喜びの声をあげるキンランも咲いている。あの花は、目立ちたがり屋なのか、道端に出てくる習性があるみたいだ。

4月29日は、昭和の日。もう30年も前から、自然保護協会では障害者といっしょに自然を楽しもうと「ネイチュアフィーリング」をやっている。会場の新宿御苑には、明治のはじめ頃に植えられたらしいヒマラヤシーダーの大木がある。去年の二度目の雪は湿っていて大枝が何本も折れたけれど、その下をくぐりぬけるのが苦労するほどに、まだ横枝が長く伸びていて、地面を這うように広がっている。今年の新芽の柔らかさを確かめられる位置に、枝の先端がある。
ふた抱えもあるプラタナスの大木でも、産毛いっぱいの新芽を、手でそっとなでてもらった。こんな体験初めてと、笑顔がこぼれる。
ちょうどこの季節、30年ぐらい前に植えたハンカチノキが10mぐらいに大きく育っていて、花盛り。白いハンカチをひらひらと無数に垂れ下げる。視覚障害の人には、そっと手を添えながら枝先をなぞってもらう。青空の中に聳える高い木と、しなやかな白い苞の柔らかさとの全体がイメージされて、ハートの奥にいつまでも描かれ続けていくことだろう。
車イスの人たちには、ちょっと苦労するけれど林の中に入ってもらう。落ち葉の積もったフワフワの地面は、車イスにはちょっと苦手なのだけれど、こうした機会は市街地の中ではむやみにない。日差しの強い時でも、林の中の涼しさを体感してもらえたに違いない。

4月10日には、幕張メッセで開かれている「フラワー&ガーデンショウ」に出かけた。一目でそれとわかる花好きの人たちが、花の香いっぱいの会場をキョロキョロと歩きまわっている。各ブースでは、何十かの椅子を並べて、花づくりの講座をやっていた。
いつもの事ながら、こうした会場に登場する講師の人たちの、お客をとりこにする巧みな話術に驚く。ポイントをちゃんと整理していて、わかりやすく、具体的で説得力があるのだ。見習いたいものと思うことしきり。
「園芸ファッションショー」というのもあった。ファッショナブルな新しい園芸を提案するために、第一線で活躍するガーディナーたちがモデルになって、セルフプロデュ―スによるファッションとのことである。なるほどなるほど、繊維の素材を生かした動きやすい作業着のかずかず、色彩センスもいい感じ。この上着を裏返すと、そのまま帰りには街に出て買いものができるなどの紹介もあった。
花と緑の職業体験コーナーもあった。天敵を使った最新の害虫退治方法とか、花市場のオークション実演とか。3日間のプログラムをあれこれ考えるスタッフの苦労も大変だったろうと、すぐに主催者側の立場になってしまう。

ところで今、宇佐美さんが中心になって、大町会館やわんぱくの森で緑の講座を開催しようと準備を進めています。5月5日の祝日、はるばる世田谷の東京農大造園科学科の濱野周(ちか)泰(やす)先生の研究室へ、わんぱくの森の作業にかかわっているスタッフともども、お訪ねして内容を打ち合わせてきました。
いずれ詳細は、広報いちかわなどに掲載される予定ですが、概略は下記の通りです。

実施日時:2015年7月4日(土)10:00~15:00  開場は9:30を予定
会 場:大町会館(大町駅に近いナシ街道沿いの日枝神社、すぐ裏)
  テーマ:住みやすいまちづくりと森  ― 豊かで安全な生活と緑とのつきあい ―
  参加費:無料
  参加申し込み:メールかファックスで、市川みどり会へ

多分こんな感じです。時間配分としては、午前中は濱野先生のお話を中心に大町会館で。12時過ぎに、わんぱくの森へみんなで移動して、そこで草笛楽団の演奏などを聴きながら持参したお弁当で昼食。
午後は、林の中を何班かに分かれてスタッフの案内で散策するなどを予定。大町会館はフローリングで、座布団は100人分が用意されているそうです。駐車場もあります。
大雨の場合には、午後も大町会館で濱野先生のお話や、緑のまち作りをテーマにしたワークショップなどになるかもしれません。参加は、自然環境に関心があり、緑地を大切にしたいと思っている方ならどなたでも。
誘い合わせての参加を、みんなで呼びかけましょう。
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by midori-kai | 2015-05-15 06:42
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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