<   2015年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧


第56回 4月(卯月) ツクシ&スギナ

ツクシ&スギナ
いま、ツクシを知らない人が居るかもしれない。
スーパーでは売っていそうもないし、
車で走っている人は、見るチャンスもないから。
夢中になってとりすぎると、あとで、ハカマをとる作業が大変です。
3月末ごろ、ツクシが出てくる。
ちょっと遅れて、スギナが出てくる。
「ツクシ誰の子、スギナの子」という歌がありました。
あれ、いまはもう、歌われていないのかな?
b0199122_19513266.jpg

アリに変身して、スギナの林を見上げよう!
巨大な木性シダが茂っていた、石炭紀の風景になるぞ!
[PR]

by midori-kai | 2015-04-05 19:51

  サクラ咲く春・年度末の行事も多彩   高 野 史 郎

お彼岸を過ぎて日差しが延びてきました。急に小さな野草たちが芽を伸ばし、花が咲き出した。思わずにっこり。サクラの開花予報は、例年よりも数日早目か、などという予報もありましたが、市川周辺では、平均的なデーターよりも数日遅い傾向があったように思われます。
市内くまなく走り回って確認した10年余りのデーターでは、ソメイヨシノについて、3年前の3月18日の開花が一番早かった。大柏川沿いのJA本店前のサクラです。今年は、行徳の海に近い中江川沿いで3月21日にチラホラ咲き出した。そして、市内各地での咲き始めは、3月25日前後でした。
と書いてしまうと簡単ですが、実情はかなりあいまいなのです。3月下旬頃、朝は花が咲いていなかったのに、暖かい日には夕方には一斉に咲いてしまう年もある。自転車で走り回っていますが、市内全域をその日のうちに確認することは不可能。3日ぐらいかかって、市内約40か所を走り回ることになりますから。市川市ってすごく広いんですよ。
なのに、しばしば人は結論だけを聞きたがる。気短な人はすぐに「地球温暖化が進んでいるんですか?」などと。確かに、昔は入学式の時に校門のサクラが咲いていた。でも、毎年のずれ幅が大きい。10年では分からない。数十年、あるいは数百年のいろんな場所・環境条件でのデーターを分析してみなければ。
市役所の計画には、生物多様性の市民参加調査の一環として、モニタリング調査があります。ソメイヨシノの開花調査も、その候補に挙げられているようです。あなたの家のすぐ近くで、ソメイヨシノはいつ咲きましたか? 去年や一昨年と、比較したことありますか? 継続するって、いざ始めてみると、想像以上に大変なことです。
3月は、年度の区切りです。4月には、体制がガラッと変わってしまうこともある。学校も役所も。季節は限りなく回り続けて、同じように巡っていそうで毎年違う。春の調査は、その区切りに当たってしまうけれど、生き物たちにとってはその一生を決めてしまうほどに重要な季節となっているんですよね、きっと。

年度の区切り、総決算で、いろんな締めくくりの行事も多いのが3月でした。そのうちのいくつかを、ご紹介させていただきましょう。
行事を計画実施することって、担当するスタッフたちの苦労は、かなり前からの大がかりな準備が必要です。それが、ほんの少しの人たちにしか伝わらないことも多いのが残念。
配布資料だって、周到な配慮のもとに苦労して作られる。でも貰った方は、今は忙しいから、そのうちにゆっくり読もうなどとファイルすると、それっきり忘れてしまうことがある。記憶力が薄れていく高年齢の人はなおさら。
できるだけ、その日のうちに読み返しチェックする! 遅くても3日以内に復習しないと、永遠に忘れ去ってしまうかもしれないことを、お互いに頭に刻み込みましょう! 「そのうちに」は永遠にやって来ないもののようですよ! 資料を持っているだけで、安心してしまいませんように。そうしないと、エネルギーだけを浪費して、やがてむなしく、廃棄物の山を作ってしまいますから。

3月20日(金)教育会館で、生物多様性セミナーが開催されました。サブタイトルは、―生物多様性を企業に生かす―です。主催は市の環境政策課で、先進的な取り組み事例などが報告されました。
え?企業の活動と、生物多様性とどう関係あるの?という人が多い気配を感じていますが、そういう人にこそ聞いてほしかった! エコノミーとエコロジーは、かつて同義語でした。
エコノミーには、「家計簿」的な意味もあったようです。生産(収入)があって消費(支出)がある。生産量が多くなると蓄積も多くなる。生産量(光合成)が少なくて消費量(呼吸)が多くなると、植物は必然的に枯れる。やがて、植物を食べている動物も飢えて死滅することになります。ヒトも動物のうちです。
もっとも、1930年頃までは、生態系…エコシステムの定義には、動植物と環境とのかかわりを考えていて、人間は「万物の霊長」、別格な存在として考えていた傾向が見られるようです。(企業や役所のエライ人の中には、この時代から、まだ卒業していない方もいらっしゃるのかも?)
セミナーの内容は二つ、紙作りと生物多様性のかかわり・・・北越紀州製紙(株)里山利用を支える製紙用木材のチップから里山の自然環境のこと、里山の恵み、持続可能な森林経営の話など。
地球温暖化への取り組みとしては、CO2の排出を1990年にくらべて、60%までに削減し製紙連合会から特別賞を受賞したそうです。
事例紹介のもう一つは、生きものをつなぐ事業所の緑・・・(株)地域環境計画 各地での実施例がこんなにも多様で、街路樹からのヒントもあったりしているのが驚きでした。生きもののネットワークを実現するためには、緑の質を高めること。銀座にある資生堂本社ビルでは、屋上を緑化して鳥や虫を呼んでいる。
緑地を作る具体的な方法として、「樹木の垂直的な構造を多様にする」の例も紹介されました。自然の林では、高木・亜高木・低木・草本と、4階建てみたいな立体構造になっています。野鳥では、木のテッペンが好きなものと枝伝いに登るもの、地際の落ち葉を引っ掻いて餌を探すものなどと、複雑な樹木構造が多様な生き物の生息を可能にします。
そういう実例を、市内のいろんな場所に作ってしまいましょうよ! そして、親子でいっしょに楽しめるような分かりやすい看板をつける。説明看板を親が読んで聞かせる、子どもが親に聞く、そのコミュニケーション! その多様な立体構造のパターンを市内各所に作らないと、多様性って何なのさ? となってしまうのが心配です。

3月26日には、広報広聴課の「市川の身近な自然」のお手伝いで江戸川へ。市川の景観百選に江戸川が選ばれたのを受けての、インターネット放送局の取材です。最終的な放送は10分ぐらいに収まるらしいのですが、去年から準備にかかって、5回ぐらい江戸川沿いをとぼとぼと歩き回って、撮影ポイントを絞り込むことになってしまいました。
一方的に解説してもつまらないから、子どもたちにも参加してもらおう!というわけで、市川のこども環境クラブにも協力してもらいました。テレビ的には、きれいな青い空、江戸川の流れ、そうした環境をバックに、子どもたちが自然の不思議に目を輝かせる!となってほしいわけです。
だいぶ前に、テレビの旅番組の撮影裏話を見たことがあります。同じ地域を何回分かいっしょに撮影するから、数日間続けてカニ料理を食べることになる。ウンザリしているけれど、その度に「これが食べたかったのよ!」と感激のせりふをしゃべることになるらしい。撮影開始は、板前さんの仕事が終わった真夜中に始まることがしばしば。温泉シーンでは、山の向こう側からの撮影もあって、何時間もお風呂に入って疲れ果てるとか。
今回の子どもたちとの撮影では、里見公園の西側、旧坂川周辺の土手から、フジバカマが茂っているところ。そして2回目は、さくら堤公園から江戸川土手、太陽光発電のトイレと、その下の緊急船着場などでした。さて、どんな形にまとめられたのでしょうか?

3月30日には、こどもエコクラブ全国フェスティバル2015がありました。なんとなんと、北海道から沖縄まで、各県単位で選び出された代表のグループが何百人も集まって来たのです。サポーターと呼ばれる先生や地域のリーダーともども、前日から来ていたグループもあったそうです。
会場の後側には、県単位で選ばれた壁新聞が貼り出され、午前中は各班に分かれて4分間ずつの発表、そこで一番よかったものが選び出される。午後は、エントリーされたものの中から最優秀なものが選ばれるというシステムです。
子どもたちの作る壁新聞て、どういうの? オホーツクの氷を、千切った紙を何枚も重ねて、クレオネの絵などといっしょに北の海を表現したのもありました。1列に並んでラインダンスのように歌いながら、季節ごとに変わる尾瀬の動植物を紹介したり、湧き水の調査の話、かなり長い文章を全部暗誦して盛り上げている県も。その脇で、今話している生き物の名前を別の子がプラカードで教えてくれたのは分かりやすい。
 川に入って鱒の手づかみから、はらわたを裂いてお料理する。みんなが生きているのも、たくさんのいのちを頂いているからです。だから、たくさんのいのちに感謝して「いただきます」をいいましょう、というグループもありました。
午後の始まりは歌のステージで、雨谷(あまがい)麻世さんが震災応援歌「花はさく」など、素晴らしいソプラノ。来賓挨拶は、高橋ひなこ環境大臣政務官。
昼休みには、協賛企業10社あまりの展示コーナーを覗いて、その内容をチェックし環境活動の取り組み方を取材質問しようという作業! 9時半のオープンセレモニーから、終了は4時半。
かなりのハードスケジュールを、静かに楽しそうに参加した子どもたちのエネルギーは、ものすごいものでした。たぶん、来年度もこうした行事が行われることでしょう。去年と今年の会場は、早大の西早稲田キャンパスでした。
[PR]

by midori-kai | 2015-04-05 19:42
line

市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30