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第46回 5月(皐月) 団地の野草達

団地の野草達
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団地の芝生の間に生える野草いろいろ 
誰がタネをまいたのか?
    いろんな草が 花盛り!
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by midori-kai | 2014-05-09 07:07

さわやかな 初夏の風を感じて。。。  高 野 史 郎

新緑がきれいです。茶色がかっていたり、黄緑色だったり、緑色も多彩。近寄ってルーペで見ると、葉っぱそれ自体はちゃんとしたフツウの緑色なのに、茶色の産毛がビッシリ生えているものもある。赤ちゃん同様に、目覚めたばかりの新芽には、太陽の光がまぶし過ぎるのでしょうね。
それが本当に、日に日に伸びていく。季節の移り変わりは速いから、もう去年からの古い葉と、できたての新しい葉との区別がつかなくなった。冬の間が長かったから、モタモタしてはいられない。新生児みたいな若葉も、すぐに光合成という名の生産活動に突入するんです。
毎年、大きなイヌシデの茂っている墓地の横の散歩道を、楽しみにしていました。北風の寒い日からずっとそれを見続けてきました。白い筋の入った幹の模様、青空の中に延びる細いたくさんの枝先。それがある日、突然ぶっつりと切られて、電信柱のようになってしまった。
ああ、もうこの道は通りたくない!

ゴールデンウイークの大町動植物園入り口、昼ごろには切符売り場に長い列ができました。カウントしてみたら、約350人。殆どが子ずれ、親子連れ。駐車場も満杯のようで、それを待つマイカーもバスも、大慶園まで坂道に並んでいた。
切符売り場の手前で、動物園の中へ直接入る人と、右側の自然観察園に向かう人とに二手に別れる。どのくらい割合で? 市川市の市民環境講座の下見もあって、テーマ探し方々、観察路を歩く人たちの行動と顔つきを、ヒューマンウオッチング!
いつも思うのは、子どもの方はとりあえず、はしゃいでいる。親の方がもっと首をしなやかに回して樹冠の隙間から覗く青空の形を楽しみ、子どもに話しかけてほしい。親子のにこやかな会話が欲しい。でも、ときどき、自然の風景の、何を見たらいいのかわからないで困っているようすの人がいるのが不思議。この先に何か衝撃的な風景が展開するのを 期待しているらしいのですが。
相変わらず、カワセミは人気です。お値段の高い望遠レンズをつけたカメラマンが並んでいます。水辺に、枝先が曲がった棒を立ててあるから、カワセミが来る場所がすぐにわかる。
もう、カワセミさんもそれをアテにして、お仕着せの止まり木を利用する。自分じゃそんなこと出来ませんから。これって、ヒトとカワセミの共存共栄のモデルケースなんでしょうか? 

4月29日の祝日は、恒例の「緑フェスタ」が新宿御苑でありました。日本自然保護協会では、障害者といっしょに自然を楽しむ―「ネイチュアフィーリング」というのをもう20年以上続けています。白杖を持った視覚障害の人、聴覚障害の人、車イスの人たちと、そのサポーターたち。150人ほどがこの日を楽しみにやってきます。
新宿御苑には、地面スレスレまで大きく枝を広げたヒマラヤシーダーや、手が届くところに枝先が伸びているプラタナスの巨樹などがあるんです。
こちらが知っていることを得意になってしゃべってしまうのではなくて、五感を活かして、自然をまるごと感じようというのが、この会の趣旨です。
ヒマラヤシーダーは針葉樹。古い葉は硬いけれど、その先に出てきた明るい緑の新芽の葉っぱは柔らかい。触っても痛くない。枝先から幹のところまではずいぶん距離がある。触りながら、白い杖で枝先を叩いて確かめながら、幹のありかを探る。木肌のざらざらから、木の種類の違いを体感する。
サクラの葉っぱには、葉柄のところにポチンとした蜜腺がついています。その先に舌を触れると、かすかに甘い! 今までこんな確かめ方をしたことなかったですよね。(どんなつもりで、こんな仕掛けをサクラは作ったんだろう?)
視覚障害の人は、低い位置の草木には直接触って確かめることはできるけれど、林全体の大きな成り立ちを伝えることは難しい。
でも、木々の間に立って、白い杖をゆっくりと叩いて回す。木々の育っている密度がわかる。耳を研ぎ澄ますと、まわりの幹の太さや木の高さを、音でイメージできるようになる。
聴覚障害の人の中には、難聴の人もいらっしゃる。風向きを調べて、風上方向からしゃべる。口を大きく開いて、ゆっくりと、口の形がわかるように。
そんなことを心がけながらの2時間でした。
この日、新宿御苑の芝生広場のブースには、日本各地にある国立公園の紹介とともに、生物多様性や、環境省・文科省などが進めているESD関連の展示が目立ちました。
ESDとは、Education for Sustainable Debelopment の略。限りある地球資源を考えながら、《 学びあい・人づくり 》を考えていこうという取り組みです。
2005年から国連でも呼びかけ、2014年は最終年、11月には岡山市や名古屋市で、ESDに関するユネスコ世界会議が開催されますよ。

4月末には大きな団地での、野草ツアーというがありました。12階ぐらいの大きな棟がいくつも建っているので、その間には芝生や緑地がけっこう広い。熱心に管理している人もいらっしゃる所なんでしょう。いろんな木が植えてあり、名札なども行き届いています。
しばらくは、芝生を刈らないで、小さな野草を残しておくから、そこで観察会をやって欲しいという注文です。
こんな計画って、今どき珍しい! 雑草は大嫌いでホームセンターへ行って除草剤を買ってくる。それをまけば草取りしないで済む、みんな茶色に枯れていって、消えてなくなればスッキリする、という人が激増している時にです。
小さな野草の花なども、ルーペで見るとデリケートなつくりに感心します。
30人ぐらいが集まってくれました。感謝です。後で担当された方に聞くと、何をやっても、賛成派と反対派に分かれて、必ず一方から苦情が来る。合意形成できないらしい。難しい時代になっているようです。
もっと、おおらかな気分で、太陽の光と、初夏の風を感じて、幸せな会話を弾ませて欲しいのに。
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by midori-kai | 2014-05-09 07:03
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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