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第42回 2月(如月)リュウキュウカンヒザクラ&カンヒザクラ

奄美大島のリュウキュウカンヒザクラ
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普通の カンヒザクラ「寒緋桜」のイラスト、
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     花が広がる感じのリュウキュウカンヒザクラは
          市川には見当たりません。
    昔は、緋寒桜といっていましたが、
そそっかしい人が、ヒカンとヒガンを混同してしまう
      エドヒガンなどの、彼岸桜と間違えてしまう。カナ書きの悲劇です!
     そこで今では、「寒緋桜」と呼ぶようになっています。
真間川沿いなど植えられたものが、3月上旬頃に咲きます。
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by midori-kai | 2014-02-18 21:39

もうすぐ春が・・・やってくる   高 野 史 郎

冬枯れの雑木林を散歩するのが好きです。今年の寒さは例年並みなのか、遅いのかなどと考えながら、葉が落ちて、見通しのよくなった場所をしみじみと歩きます。
よくみんなに話すのですが、植物たちの春への準備は、去年の夏ごろに始まっている。多くの動植物は、日差しの長さなどを目安に春の訪れを未来予測して準備を進める。急に暖かくなったらって、準備なしで、サクラが急に花を咲かせるわけにはいかない、などと。
植物にとって、冬の寒さが花芽の分化・発達に必要なものもたくさんあります。地球が温暖化したら、1年中花が咲き乱れるパラダイス! などとなるわけではありません。
亜熱帯地方が原産のイネの原種も、35℃・40℃と高温になると、高温障害を起こして実が熟さなくなってしまう。高温にも対応するイネの新品種を開発しなければいけなくなるかも、という時代にもなっているんです。
                     *
春の訪れは、梅の花の開花でも知らされる。何だって厳しい寒さの中で咲くんでしょう。まだ昆虫たちだって飛び回るには寒すぎるのに。
道端の、いわゆる雑草だって、けっこう春の目覚めは早いのです。これらの小さな花に、昆虫が来ているの、確かめたことありますか? 
早咲き系のサクラの開花は、ここ10年ぐらいずっと調べまわっています。一昨年と昨年と、2年続けて、それ以前よりも1か月近く遅れて開花しました。
最近は、古くからの「寒桜」よりも、「河津桜」が人気ですねえ。先日、ある公民館の講座でこの話をしたら、半数近くの人が河津町へお花見に行ったというので、人気に驚きました。
河津町に植えられたカワヅザクラの本数は、おそらく1万本を越していることでしょう。みんな、最初の1本からの接木で増やしたはずのクローンです。
こちらとしては、それまであった多様な草木が全部伐採されて、みんなカワヅザクラにされてしまったのか、とちょっと嘆かわしくもあるのですが。
河津町では、2月5日頃からサクラ祭りをやって、観光客集めに熱心なのです。今年は、去年ほど遅くはないけれど、2月上旬はまだ淋しくて、満開は20日頃になりそうだという話です。
古くから植えられていたカンザクラ・オオカンザクラの系統は、両方とも片親がカンヒザクラ(寒緋桜)とされています。カンヒザクラは、沖縄地方では12月から咲くという、赤紫色の釣鐘状の花です。
カンザクラの今年の開花は、2月1日頃でした。ついで、柏井町でカンザクラが開花しました。カワヅザクラの開花は、少し遅れて、2月10日頃となることでしょう。
民家に植えられた、カンザクラなどの桜の苗はいつ植えられた? あちこち聞いて回ったところでは、昭和30年代後半頃に、入学記念に学校で貰ったとか。クロマツの苗だったこともあるとかで、確かな情報は曖昧です。残念ながら、そのほとんどは、せまい庭先の片隅に植えられ、やがて邪魔になって、ひどい扱いを受ける運命となったもののようです。
                   *
今年も、春の香りを求めて1月末に奄美大島へ行ってきました。ここのサクラは、リュウキュウカンヒザクラといって、花の形が釣鐘状でなくて平開するタイプです。3つぐらいの系統がある感じ。鮮やかなピンクの花が個人的には好みです。
いつものことながら、バスガイドさんや路線バスの運転手さんが、それはそれはよく知っていて、地元の事情を詳しく説明してくれるのが驚きです。どんな研修を受けるのか、仕事熱心で自分でも調べ歩くのかが、気になるところです。
鳥が飛んでくると、ガイドさんが説明してくれる。特に生き物だけに詳しい人ではなさそうなのに。
ハブの話をしてくれたのは、路線バスの運転手さんです。いつ現れるか判らないから、運転席にはいつも先が曲がった針金が着いている「捕まえ棒?」を用意している。捕まえれば4000円の収入になって、それで生計を立てている人もいるそうです。
 奄美大島には推定10万匹のハブがいるといわれています。だから子どもたちも、山に入っては遊ばずに、海で遊ぶ習慣になっているとか。
 ハブは日本最大の毒蛇。でもこの毒は食物を解かす消化酵素で、本来は人間を攻撃するものではない。島民でも、ハブの実物を見ている人は3割ぐらいしかいないそうです。そして、ハブがこの島に居てくれたから、山が荒らされずに深い森が残された、という考えもあるんですね。
 でも、ハブは「生きた化石」といわれるアマミノクロウサギも餌にしてしまう。ネズミが増えすぎて困るからと、イタチを放したら、それが増えすぎて困ったなどという事例も各地にあります。自然のバランスって、難しい問題をたくさんはらんでいます。

 
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by midori-kai | 2014-02-18 21:21
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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