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第41回 1月(正月) 千両  アリドオシetc

 年末に特別名勝の六義園へ行ってきました。
お正月を控えて万両や千両などの赤い実をつけた縁起物の植物が、
コケや松葉の上に並んでいました。
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マンリョウやセンリョウは、鉢植えや切り花で皆さんご存知。
百両・十両・一両となると、ちょっと意見が分かれるようです。白い実や黄色のもあります。
刺の多いアリドオシは、蟻通しの意味ですが、オカネが有り通しにかけて、
いっしょに植え込まれていることもありますよ。
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by midori-kai | 2014-01-03 09:18

年の初めに――“ クロロとバララ ”   高野史郎 

2013年が終わり、新しい年が始まる。地球を回る太陽の軌道が特に変わるわけでもないにしても、やっぱりお正月はいいものです!
お正月、何をお祈りするのか、葛飾八幡宮に参拝に来る人の行列が、毎年、鳥居のところまで並んでいます。振袖姿の若い女性は殆どゼロだし、まったく色気を感じさせないダウンコートばかり。
“♪ 松竹立てて門ごとに・・・”の華やかなムードはどこにないけれど、何かが始まるような予感だけはありますね。
年末に、アイリンクタワーの45階の高いロビーで、「こども環境クラブ」の壁新聞の展示がありました。一段落して、東側に出来た喫茶室に初めて入ったら、なんと、クロマツとバラをイメージした和菓子がセットで売り出されていました。市川市の木がクロマツで、市の花がバラです。何やら、年末に、“クロロのバララ”のキャッチフレーズが当選したらしい。ああ、めでたいな!
これを契機に、文化都市・市川の輝ける?自然環境や「クリーングリーン」を、きっと力強くアピールすることでしょう!

里見公園周辺などに茂っていたクロマツは、20年ぐらい前に、松枯れでほとんどなくなってしまった。巨樹の測定(環境省基準)は、地上130㎝の高さでの幹周りを測り、300㎝以上となっていますが、やっと地蔵山墓地などでこれに該当するクロマツを見つけました。外環道路建設などで切られたところがあると、すぐに測定し年輪を数えに行きます。
今のところ、100年を超える年輪の切り株にはめぐり合っていません。明治は遠くなりにけりです。残されているのは、大正時代に芽生えた株なのでしょう。とすると、その前からのクロマツはどうなったのでしょうか? 人間社会同様に、少子高齢化で次世代が育っていないのが気がかりです。
「生物多様性いちかわ戦略」では、2020年・2025年・2050年を目標にしているんですよ! 今はみんな目先のことしかイメージできなくなってきているけれど、宇宙の歴史も生命の歴史も、ずっとずっと長いんです。市川市だって、日本列島が沈没消滅しない限り、永遠に続くことでしょうに。
日出学園では、かなり前からクロマツのタネをまき、育てたクロマツを上級生から下級生へとバトンタッチしています。外環工事が終わったら、そこへ植える計画もあるらしい。
日出学園の子供たちが育てたクロマツ130本ばかりが植えられている場所を、工事事務所の方のご案内で見に行きました。身の丈よりも高く育っています。枝ぶりや葉の色・長さなどにかなりのバラツキがある。「種の多様性」がここでも見られます。
25年ほど前、県の林務課(当時)の人たちと山武の森林センター(昔の林業試験場)へ、松枯れ抵抗品種の育ち方を見に行ったことがありました。松枯れに強い台湾産のマツとクロマツとの交配から育てて「和華松」と命名されていました。多様な形質の中から数系統を選抜していくとのことでした。しばらく見に行ってないので、その後どう成長したのでしょうか?
京都などの観光地では、借景となる山や庭園に抵抗性アカマツが不可欠という事情もあります。六甲山系のやせ地では、治山のためにもアカマツの植林が必要です。
今は松枯れの原因となる線虫を接種したときの生き残り生存率から、抵抗性母樹をもとに苗生産もすすめられているものの、課題が山積しているようです。製材目的の幹が真っ直ぐなマツと、お庭に合うマツとは、とうぜん選抜方法が違ってきます。「枝振りがいい」というのは外国語に訳しにくい言葉なのだそうです。
そんな視点で、市川のクロマツを眺めてみると、楽しいですよ。

市川市とバラとのつながりは古いのですけれど、2008年6月1日に「ローズいちかわ」の記念植樹祭が里見公園で行われました。フロリバンダ系(中輪房咲き)のピンクのバラです。
最初の苗から咲いた花は、房咲きではなく先端に花が一つでした。ローズいちかわは、花首が少し弱いかな?と思ったのですが、2年目からはしっかりしてきました。
バラといえば、11月に、鈴木省三先生の生誕100年祭の展示と講演会が佐倉市立美術館で開催されました。生涯に130もの新品種を発表された世界的なバラの育種家です。「聖火」や「友愛」などの病気に強い品種が、世界中のバラ園に植えられています。里見公園などに、何種類も植えられていますからぜひ見つけてほしい!
香りのよいバラ、そして誰もが栽培できるような、作りやすいバラを目標にされていたようです。日本列島に自生するバラは何種類もありますが、北に分布するバラではハマナスがよく知られています。
日高山脈から北でも栽培できると楽しい、などというお話もありました。手間がかかるバラは、宮廷音楽みたいなものだとか、よいバラを目指すなら日ごろから音楽や美術に関心を持ってほしいとも。
そんな視点から市川のバラを眺めると、先入観がありすぎるような気がしています。品評会に出品されるような大輪の花だけがバラのイメージだったり、反対に芝生の花壇に小さな植え穴をあけて苗を植え込んでも、何とか育つだろうと勝手に思い込んだり・・・。
芝生は、茎が縦横に走って地表を覆う。水も空気も通さないほど硬くなる。雨が降ると、芝生の上に水溜りができるほどです。だからゴルフ場では隅に調節池を作ったりする。そんな気がかりもたくさんあるのは、何年か先の風景をイメージできない人が、ふえている気配を感じるからなのですが・・・。
クロマツも、バラの花も、2025年・2050年の先までも、たくましく育ってほしいものです。
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by midori-kai | 2014-01-03 09:06
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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