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第40回 12月 (師走) カザグルマ

カザグルマ
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なんと、11月下旬になって、カザグルマの花が咲いた!
テッセンの仲間(クレマチス属)の自生種はかなり多いけれど、
カザグルマはお隣の船橋市にも自生していて、船橋市の花にもなっているの、ご存知でしたか?
我が家のマンションは、廊下の蛍光灯がもったいないくらい一晩中明るい。
ここに置いてある植物たちは、季節を勘違いしないかと心配なんです。
このカザグルマ、散り際がまた古代の絹織物のように優雅で、惚れ惚れします!
                           来春が、楽しみです。
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by midori-kai | 2013-12-10 08:52

この1年を 振り返りながら・・・  高野史郎

郵便局では、ずいぶん前から、年賀状の売り出しを猛烈宣伝中。今どき、几帳面に1年の感謝をこめて年賀状を出す人なんて、絶滅危惧状態なのでは? 毎年我が家は150枚ぐらい頂くので、その数だけ発信することになっています。年賀状のお付き合いも、後期高齢者の割合が増えていく傾向。
これって、住所確認とこの世の存在証明の役割もあるんだろうかと思うこともしばしばです。若い人だったら、今は効率的な方法がいくらでもあるのですから。
年末は忘年会も増える、「望年会」という言葉もはやっているようです。この1年、いろんなことがありました。つい先日も、近隣の市の花壇作りボランティアの講座のお手伝いに出かけました。どうして? こんな基礎的なことも知らないんだ、と思うこともしばしばです。

秋植え球根の植え方とか、冬の関東地方は空っ風で乾燥する、などというお話が主だったのですが、耕した花壇に、公園のマテバシイの硬い枯葉がたくさんすきこんであるのにちょっと驚きました。
堆肥の原料は、コナラなどの落葉樹の葉っぱが基本でした。これだとまもなく腐って、腐葉土になる。フワフワの土が出来上がる。でも腐るためには、土壌微生物が活発に活動すること。空気と水分と蛋白質の原料になるチッソのバランスが肝心です。
だから、腐っていない葉っぱが多いと、土壌微生物にチッソが先取りされて飢餓状態になったり、発熱して根をいためたりする。これがまるっきりわかっていなかったようです。マテバシイの枯葉は硬くて水を通し難い。せっかくやった作業なんですから、どう説明しようかと困り果ててしまいました。
プランターに植えた植物が、この冬の雨不足で乾ききっていました。自然の林だったら、植物の根は水分を求めてどんどん下に伸びる。驚異的な生命力です。でもプランターでは根が伸びられない、その下の大地の水分の流れとも遮断されている。
どうして気がついてくれないんだろう。よく見て考えれば、すぐに判るはずなのに。

これもあるところでの巨樹の観察会です。市街地の土は踏み固められて条件が悪い。もっと地面の下の植物の活動にも気づいてほしい、という話をしていたら・・・かなりの専門家のはずの人が、「植物の根っこが張るのは、枝先までです。だから、このイチョウの根は、ここまで。」枝振りを見上げながら、幹を中心に直径3mほどの円を描いて説明したのにビックリ。
果樹などの栽培では、枝先のところに施肥する絵が描かれています。水や養分の吸収の活躍する根は、最先端にある根毛で、幹の近くではないわけですが、それからの勘違いでしょうか。
植物の根の役割は、重い地上部を支えること。そして、高い枝の先端まで、水分などを吸い上げ配分すること。道管の太さは0.1mm以下です。それがすべての葉にまでつながっているのですから、これも驚きです。
蒸散作用の解説で描かれる気孔の図は、わかりやすく大きく描かれているけれど、1平方㎜に何十とある。ものすごく小さい。光合成に必要な水分の100倍ぐらいの水分を、毎日吸い上げて蒸散させているらしい。大きな木では、1日に何十ℓもの水を吸い上げていると考えられる・・・。
でも、巨樹を前にしての質問パターンは、残念ながらいつも同じです。「この木、何の木?」「樹齢はどのくらい?」その先に、もっともっと、思いをめぐらしてほしいのに!

12月上旬、いつものようにイチョウの葉が黄色に染まって、落ちていきます。コブシやハクモクレンのツボミが、目立って大きくなってきました。
植物たちは、もうとっくに来年の準備が完了しているようなのです。冬至が過ぎれば、ほんの少しずつ日当たりの時間が延びていきます。落葉樹の林が明るくなってきました。そんな雑木林の散歩を楽しみましょう! 市川だって、冬の素敵な散歩道はたくさんあるんですから。
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by midori-kai | 2013-12-10 08:46
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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