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第37回 9月(夜長月) ワルナスビ

ワルナスビ
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全身トゲだらけだから嫌われています。
もともとの出身地は、北アメリカ。
明治のはじめに、千葉の三里塚に出現した時は
オニナスビ、オニクサ などと呼ばれていた。
       農家に人に嫌われて、耕運機でかき回される。
     すると、細切れの根っこからも、新芽がどんどん育つ!
いまや、世界各地に縄張りを広げた!
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by midori-kai | 2013-09-16 06:21

「生物多様性」っていう言葉 知っていますよね  高野史郎

この夏、暑かったです。「地球温暖化」などという「ぽかぽか陽気」みたいな幸せ気分のネーミング、「現実離れしてアホと違いまっか!」などといっては叱られそうだけれど。
地球まるごと酷暑化かどうかは分らないけれど、少なくとも日本列島の八月は酷暑でした。35℃以上を新聞の予報欄でも、赤枠で囲むようになった。地域によっては、39℃などと体温よりも高い温度に。これってどういうこと? 当分は続くのでしょうか、数年で収まる短期間の異変なのでしょうか?

この夏、9月早々の衝撃的な竜巻と局地的な豪雨までは、まとまった雨が降らなかった気がします。昨年も雨が少なかった。枯れかかった植物は何か? 市内あちこちの緑地を見て回りました。アジサイとツツジが最初に枯れたようでした。葉ッパがまっ茶色になった。
せっかく植えたガーデニングシティーの草花が、あちこちで枯れた。枯れたのは、植えたばかりで根が伸びなかったから? 乾燥に耐える素質がなかったから? 手入れをしていい花を咲かせる園芸植物ではなく、酷暑と乾燥に耐える草花の多様性が期待される時代に、なっているのかもしれません。
自分の分身のように、毎日お散歩させる可愛いペットちゃんと、野生動物の暮らしが違うように、毎日顔を見ながら水やりもできるプランターの植物と、グリーンベルトの真ん中で排気ガスに見舞われる場では、環境条件はまったく違う! 市街地の環境の恐ろしい多様性。これって意外に、あまり気にされていないようなのです。
長年、人出にかかわって改良されてきた園芸植物でも、原産地の気候風土の遺伝情報をしぶとく抱え込んでいるようです。同じ国・国籍でも、標高が違えば気候条件は大違い。
でも、生きものに国籍はないんです! 外来種問題だって、パスポートなしで渡ってきて、日本列島全体を飲み込みそうで、昔かたぎの日本産の生き物たちは、肩身がせまいのが現状なのですから。

ダムだって底が見えるほどに水不足だったのです。花壇の花を助けよう!と、給水車で水まきするわけにはいきませんね。結果として、浅くしか根を張らないタチの弱者は見殺しとなります。
街路樹の場合、樹木のほうは、おそらくは固い土の中まで深く深く苦労して根を伸ばして、地下深くからの水を吸い上げて命をつなぐ。ツツジは、典型的な浅根性の植物です。地表近くに細かい根をビッシリ張り巡らすけれど、真下には根を伸ばさない。この生存競争は、どう見たってツツジに勝ち目はありません。
関東地方の水がめは、利根川水系の奥。群馬県の北西部です。8つほどあるダムの一番奥の矢木沢ダムを、ここ数年、何回か見る機会がありました。未曾有の大雨で緊急放水した翌年に、底が見えるほどの渇水状態だったのに驚いたこともあります。
栽培植物の育種の歴史、例えばイネでは、たびたび冷害に見舞われた東北地方などでは、耐寒性品種の育成に苦労した歴史と重なっています。そうした努力の結果が、北海道でもイネの栽培が可能になったわけです。
ここでしばしば勘違いされる事情があります。暑ければ、植物はどんどん育つという信仰みたいな思い込みです。25℃か30℃ぐらいまではその傾向もあるのですが、その限度を超すと、植物だって夏バテです。
ある銀行のOBのオエライサン方に、動植物の生き残り作戦のお話をしたことがあります。「作戦」と聞いて、みんながゲラゲラと笑い出した! 「植物なんて、暑けりゃバカみたいに育つんで、作戦なんて大げさだ!」というわけです。
例えば熱帯地方のイネ。年3回収穫できる地域もある。でも、葉っぱだけがいつまでも育っていては何にもならない。牧草栽培じゃないのですから。3か月ぐらい葉が茂ったら、その次には花が咲く気になってもらわないと困る。切り替えのキッカケが必要です。
栄養成長から生殖成長へ、何を目安にする? 積算温度だったり、日照時間の変化だったりします。同じ品種を年3回作ってもうまくいかない。生態的な特性から、イネを感温性のアウス群・感光性のアマン群などと区分する考えもあります。
植物によっては、成長の初期に寒さにあうことが必要で、寒さが花芽分化のきっかけになるものもあります。ぬくぬく暖まっているばかりでは、(誰かさんみたいに?) からだが育つだけで花が咲かない!

生物多様性というと、種の多様性とか、生態系サービスとか、どうも言葉が硬くて消化不良な気がします。いろんな表現があって、それぞれの人が「みんな違ってそれでいい」となればいいのに。絵本作家が、楽しい本を作ってくれて、親子で語りあえるお伽噺みたいな本がほしい!
いちかわブランドのナシも、幸水から豊水へ、その次は「かおり」か、新高か? この暑さ、水不足でナシだって、栽培農家だって苦労が多かったことでしょう! ナシが1種類だけじゃ、生産者も消費者も困りますよね。こんなところにも「生物多様性」が関係してくるのでしょう。
自分なりのセンスや、興味がある話題から、夢多く広げていってほしいものです。
これから先、時々はお伽噺みたいに、話題を広げて生きたいと思っています。
どうして、アメーバみたいにちぎって二つに分かれる方法を諦めて、オスとメスの世界が生きものの主流派になったの? なぜ、クローンじゃいけないの? 有性繁殖!なぜ?の色っぽい?課題にも、徐々に迫りましょう。
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by midori-kai | 2013-09-16 06:15
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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