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第36回 8月(葉月) 森で遊ぼう!

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by midori-kai | 2013-08-08 04:10

「わんぱくの森」で遊ぼう 親子で森を楽しもう  高野史郎

今年はナシの花が3月末から咲き出してしまった。その影響を受けてか、ナシの熟すのが予定よりも早く、慌てて7月末に販売所を開いたところもあったとか。
いつの間にか梅雨が終わって、時にひどい雷鳴と大雨もある今年。暑い・熱い夏がやってきた。真夏に咲く花はなぜかオレンジ色が多い。ヤブカンゾウが咲き終わったと思ったら、ノウゼンカズラが青空をバックに咲いて強烈なコントラスト。セミが朝から鳴いている。

8月4日の日曜日、「地域新聞」に「わんぱくの森」での行事紹介があったので、久しぶりに大町の北のはずれに出かけてみることにした。
いま、子どもたちが気ままに林の中を駆け回って、遊べるところが市川市内にあるんだろうか? ふと、気になった。市川市内はくまなく自転車で走り回って10年以上になるが、そんな場所は意外なほどに少ない。子供遊びをお手伝いするグループも多くはない。
電車に乗って辺りを見回すと、異常な光景が広がっているのに気がつく。かなりの数の人がスマホだか何だか、小型キカイに指先を滑らせるのに夢中。耳栓をして外界と遮断している。本を読んでいると思ったら、数字合わせのクイズに熱心な大人も。もう景色なんか気にしない。隣に誰がいるのやら・・・30㎝先、視界30度の世界しか、見えなくなってしまった。
「個体発生は系統発生をくりかえす」という発生学の格言みたいのがある。動物は妊娠して生まれるまでの間に、細胞分裂が繰り返されて、進化の歴史を復習していくというのだ。ヒトもサカナもトカゲも、はじめはみんな同じようなものという。
野生動物は、生まれて間もなく立ち上がる。何日かすると、母親といっしょに駆け出して、先へ行ってしまった自分たちの群れに追いつくものもある。危険が常に身のまわりにあるのだから。――というのに比べると、人間て、育つのに20年近くも、手間ヒマがかかりますねェ。
とにかく、乳幼児は哺乳動物そのものなんだから、あまり早くから機械人間にならないで、自然の中でのびのびと、生きものとしてのバランス感覚を獲得してほしいものです。
だからって今は、子どもの数が少ないから、昔に比べてはるかに・はるかに貴重品。万が一にも事故などにあったら、老後の心配がついてまわる。
自然の林の中で、放し飼い状態に好き勝手に遊んでおくれ!とは、とてもいえないムードがついて回る。学校の授業で野外へ出なくなったのは、いくつかの事情が重なっているらしい。
その1、時間割がぎっちり詰まっているから、そんな時間が組めない。危険度は高いのにそれを実施した効果がすぐには出てこない。困る。
その2、生徒に何か質問されても、先生に野外体験がないから返事ができない。メンツにかかわる。その3、実はこれが大問題なのだが、もし事故にでもあったら大変な責任問題になるからなるべく避けたい。安全第一に。

そんな状況の中で、「親子で森を楽しもう」などというのをボランティア市民グループが実行するというのは、大変な決断なんです。学校も行政も必要性はウスウス感じていても、考えただけで不安ばかりが募る。定年真近なエライ人はなおさら。結果は慎重に検討して、何もしないことになるんです。
この「わんぱくの森の会」の人たち、おそらくはかなり前から周到な打ち合わせを重ねて、ブランコを作ったり、木登り用のロープを張ったり、ハンモックを木の間に設営したりした。そして、誰がどこに張り付いて安全管理に気を配るかの計画を、重ねたのだろうと思われます。さりげなく気を遣いながら、それを表に出さないというのは、意外なほど疲れ果てることなんです。
夏休み期間中とあって、若い家族が子づれで大勢参加してくれました。駐車スペースがないからお断りしたケースも多かったらしい。
ハンモックにゆられながら、梢の先に広がる空を見上げたことなんて、今までなかった! うまい具合に横枝が伸びている木があって、ロープが張ってあって、木に登れるなんて感激の初体験。集団でいると、子どもたちも負けまいと思って、元気が出てきてチャレンジできる。
だんだん、お母さんたちもその気になって「私がハンモックに乗っても大丈夫かしら」などといいながら、はしゃぎだす。
10時から始まって、最初は4つぐらいの班に分かれて林の中の散歩、後半がブランコや木工作業など。お名残惜しい雰囲気の中で、12時に一応のおひらき。スタッフの方々、本当にご苦労様でした。

林の中に、オレンジ色のキツネノカミソリが咲き始めていました。葉っぱの真ん中に実をつけるハナイカダの黒い実もありました。セミの声がしきりでした。
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by midori-kai | 2013-08-08 04:02
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


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