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第32回 4月(卯月) スダジイ

スダジイ
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 スダジイの葉っぱの裏側は、薄茶色。
常緑樹だから、落葉樹の冬芽の形とは立場が違うけれど、新芽はいくつか並んでいる。
3方向ぐらいに、伸びるつもりなのかな?
      先端を切られた場合に、どこの新芽が、どっちへ伸びることになるんだろう?
これ描くのに、10時間かかりました。
   色を塗らないで、しばらく眺めた。 ビールを飲みながら。
    葉っぱの どこの部分の幅が一番広い?  先端の尖り具合の微妙さ!
          これってみんな、先祖伝来の遺伝情報なんでしょうね。
       輪郭線だけで、樹種を判断できるだろうか・・・?  できそうですか??
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by midori-kai | 2013-04-05 05:28

今年の春はおかしい・梨風東緑地のこと  高野史郎

 「暑さ寒さも彼岸まで」そして「三寒四温」などなど。昔の人は、多様な表現で春の季節の移ろいやすさをも語っています。「月に群雲・花に嵐」みたいな表現もありましたね。
少しずつ春が忍び寄って来てくれればいいのに、何だって春って気まぐれなんでしょう。春分の日というのは、地球から見て赤道の真上辺りに太陽が来ている時期です。その軌道がぶれているわけないのに、春の天気はぶれるのです。

 毎年、サクラの開花状況とサクラの健康度、周辺の環境を調べまわっています。春早く咲くのは、昔からの伝統的品種としてはカンザクラ・オオカンザクラがありました。15年ぐらい前?からカワヅザクラが各地にしゃしゃり出て、早春のサクラというとカワヅザクラになってしまった。
カンザクラの系統は、柏井・八幡・市川総合病院前など、6か所で調べています。過去の記録で、一番早く咲いた年は2010年で、2月1日ごろ。今年は3月4日現在で、どこも開花していないことを確認しています。咲き始めたのは3月7日頃でしょう。
(ここで、「頃」といったのは、市内30か所以上をくまなく回っていますが、毎日市内全地域を走り回ってるわけではない。1週間経って行ったら、あれ!咲いちゃってた!ということも多いから。)
 カワヅザクラのほうは、一番早い開花が2009年で、2月2日に行徳の野鳥観察舎周辺で咲き始め。去年は、里見公園のバラ園北側で3月1日に数輪が開花しました。今年の開花宣言は、行徳で2月27日でした。
 この調子では、ソメイヨシノの開花は遅いかも・・・・・・と思うのですが、どっこい、そうはいかないのが春の気まぐれの所以です。
 
市川市内で、ソメイヨシノが毎年早く咲くのは大柏川沿いのJA市川市本店前の数株です。3月17日にはまだまだ、だったのが、3月18日に咲いた! 真間川沿い八幡橋でも殆ど同時だった感じです。過去の記録では、早く咲いたのが2009年の3月20日、去年は4月1日でした。
 ハーテ、困った。昔からウメとサクラは、未来予測の計算方法が違うといわれてきました。♪梅の花だっていろいろ・桜だっていろいろ・・・♪あるさ!(などとかなり前に、島倉千代子さんが歌っていました。)
この調子だと、カンザン(関山)・フゲンゾウ(普賢象)・ウコン(欝金)などの里桜はどうするつもり? イヌザクラ・ウワミズザクラなどの野生種はどうなるの? 不可解なことばかり。
ちなみに、オオシマザクラ・ヤマザクラは、市内各地でソメイヨシノとほぼ同時に咲き始めています。桜の開花は積算温度、という話があるんですが、その基準はいつから・何度以上で感じるの?がどうも腑に落ちません。「暖かさの指数」では、5℃を計算基準にしていますが、サクラは何度以上で感じるはずなのか、いつからどう計算するのかなァ! 
                     *
困った困った、と思いながら松戸方面へ。3月27日、高塚新田で住宅街横の陽だまりの場所で、何となんと、ナシの花が咲いているのにショック! 3月末に市川市内のあちこちを、またまた走り回って、ナシの開花状況を確かめ回るハメに。
3月28日、大野町で満開の梨畑を見つけちゃった! 残念ながら、ナシの花を見て品種名は判りませ~ん! オクテの花が早く咲くといわれています。すると、新高さんなのでしょうか?
こんなに早く花が咲いてしまって、「寒の戻り」がどうなるかが気がかりです。まだビニールハウスがなかった時代、ジャガイモや大豆を、いつ植えるかが農家にとって重大な決断を必要としました。4月中旬頃に晩霜が来たら、全部ダメになってしまう。
まだ、大豆と枝豆の品種がそれほどはっきり区別されていなかった時代、大豆は田植えした畦にタネマキした。昔の田植えは6月でした。稲刈りは10月前後だった。この時代、大豆の早どりがエダマメだった。中国産の冷凍エダマメなんてなかった時代です。
「夏の縁側で、ビールを飲みながらエダマメを最初に食べたのは、何年前の何月でしたか?」「7月にスイカを食べたことありますか?」 
あちこちのお爺ちゃんに尋ねたけれど、記憶というのはいつも曖昧です。オラー、覚えてイネーダ!
                       **
3月9日の土曜日、梨風東緑地で「里山再生講座」が濱野先生を招いて実施されました。昨年の3月に実施される予定だったものが雨天中止となり、この日は急遽、会場を動植物園のレクチャールームに変更して、濱野先生の室内講義になったことはご存知の通りです。(このときの記録は、1年前に「里山再生」「震災の現状」「鎌倉の大銀杏」について、概略紹介の原稿をこの欄で書いています)。
現場には、早くから22mまで伸びるクレーン車と高所作業車が来ていました。市川みどり会のメンバーや協力造園会社の人たち、そして里山倶楽部のご常連の方々が多数! 総勢で70人ぐらいになったのでしょうか? ものすごいことです。
こうした作業、遠くから眺めたことは何回もあったけれど、真近かに見たのは初めてのことでした。クレーン車と高い所でチェーンソーを持った人との、連携作業の素晴らしさは感激ものです。
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【伐られているのはスダジイです】
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【左端でカメラを持っているのは高野さんです】

ずっと前にテレビで、ワイングラスにワインを注ぐクレーン車の作業を見たことがありましたが、それを髣髴とさせるものでした。まさにこれ、プロフェッショナルです。
はるか高いところで、デカイ枝を切って吊り下げる。クレーン車はその枝を民家の屋根の上をぐるーっと回って、静かに道路に落とす。里山倶楽部の人たちがすぐにそれを引きずって、切断し、アカメガシワを取り払った斜面に手際よく並べる。
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「みんなが居てくれるから、こんなにスムーズに片づけができるんで、ウチ達だけでは積み上げておくことになってしまう。とても、こうはうまく進まない!」と宇佐美さんのお話でした。
こうした作業の一部始終は、どこにも報道されていませんね。こんなに大勢の人たちが、手弁当のボランテイア参加によって成り立っていること、判ってもらわないといけない! 
(市役所へは、どこも大きな声で、かなりわがままな苦情言う人の声が集中する。もっと、うれしかったこと、感謝していることを口にするようにしないと、お役所のエライ人の判断が狂ってしまいます!)
 
この時の作業で、持ち帰った枝は、アカガシ・スダジイ・マテバシイの3種類でした。アカガシの葉はデカイ。葉柄も含めて葉の大きさは20㎝もありました。それに反して、スダジイの葉っぱは意外に小さかった。いずれ、別のところのと比較しなければ・・・。
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by midori-kai | 2013-04-05 05:04
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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