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正月 第29回 センリョウ マンリョウ

センリョウ
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  お正月は めでたいな 昔ながらの松竹梅 赤い実は縁起がいいらしい 百両 千両 万両  地域によっては これに「アリドオシ」がセットになる
マンリョウ
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「ねえどうして 万両の方が 千両より小さいの?」 「万両は すぐに消えちゃうから 葉っぱの下に隠しておくんだ!」
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by midori-kai | 2013-01-09 07:59

江戸時代のガーデニングのことなど  高 野 史 郎

あっという間にクリスマスが通り過ぎて、お正月です。
元旦ぐらいはちゃんとお参りしないといけないと、夜明け直後?の八幡様に行ってきました。 参道のところには長い列。随神門から鳥居のところまでも、参拝待ちの人が並んでいる年もありましたっけ。和服で着飾ったお嬢さんがいると楽しいのに、みんなグレーぽいダウンの防寒具が目立って、お正月風景もつまらなくなりましたねェ。 その昔、3か日は商店街が軒並み休みで、食べ物屋さんも閉まっていた。元旦に本八幡駅改札口横のドトールコーヒーに行ったら、やっていました。ここで近頃の習慣になっている“夜明けのコーヒー”です。その香りを楽しみながら、やっと新年気分になって、年間スケジュールを考えることに。                       *
ここ数年前から、ガーデニングを売り物にする所が増えたんでしょうか、気がかりもいろいろあります。底が浅い!なんていっちゃうと叱られるけれど。いったいガーデニングって、何なのさ?! これがいったい何年続くのかな?と思うのは、世の中のはやりすたりに、ウン十年付き合ってきたことを思い出してしまうからです。短期間燃え上がるのは簡単! それが何年間、燃え続けられるか? でも、これさえあれば万病に効く!という薬草にもずっと関わってきました。アロエ、アマチャズル、クコ、コンフリー、ビワの葉・・・。緑のカーテンの主役のゴーヤが、いつまで続くんだろうか? ゴーヤ栽培に飽きてしまうとともに、地球温暖化問題が意識の中から消滅してしまいませんように、と祈るばかりです! 江戸時代の日本列島は、かなりのガーデニングブームでした。江戸っ子の植物好きには、幕末前後に来た異人さんもビックリしたらしい。

「日本の国民性のユニークさは、下町の下層階級でも花を育てていること。それが文化水準の高さの証明であるとすれば、イギリスの同じレベルの人たちよりも優れているように考えられる」とか、「狭い長屋の路地にも、小さな植物が植えてある。たぶん、制限された場所が、小さな樹木を鉢植えしたりして、洗練された趣味にまで高められたのであろう」などと。
江戸で庭を持つことができたのは、大名クラスのエライ人と寺社、それに大富豪の町人だったようです。でも享保年間には、大名が264家もあって、上屋敷~下屋敷と、それぞれがいくつもの屋敷を構えていたらしい。敷地も広い。5000石以上だと1800坪、300石でも500坪という記録もあります。下級武士は馬も飼っていないので、敷地の大半は庭だった。野菜や薬用植物なども作っていたらしいが、何をどれくらい作っていたかの記録は、あまりないようです。 でも、一見優雅に暮らせたのは跡取りだけ。二男・三男となると、養子の口があるか、読み書き武道のアルバイトでどのくらい稼げるか? そこで目をつけたのが、うまくいけば大金が転げ込むかもしれないという、珍品趣味の鉢物園芸だったという一面も。 歴史に強い人ならば、1635年前後の「チューリップ狂時代」のことをご存知でしょう。球根一つが12エーカーの土地と交換されたり、最高で3万ドルにまで値上がりしたとか・・・。 こうしたブームは、クロッカス、アイリス、ユリなど、時代と場所を変えて、次々と登場しては消えた歴史がありました。 隠遁生活に入った家康の「お花畑」は有名。二代将軍の秀忠はツバキに夢中だった。その影で、気まぐれに大事な鉢をご下賜された者の、枯らしたら一大事、心労・ストレスはいかばかりだったか!

話題を元に戻しましょう。
外国の園芸書を見ていると、日本の習慣とはかなり違っていることに気がつきます。国土が広く環境の幅が広いこともあるのでしょう。「この植物が育つ条件をチェックしよう。この環境が保たれなければ、この植物をどんなに好きであっても、これを育てるべきではない。」などと前書きがあって、光や最低温度の一覧表がついていたりする。 園芸植物も、ずっと昔の原産地の気候をずっと記憶し続けていて、そう簡単に新しい環境に適応し、すくすく育つわけにはいかないようなのです。 ちょっと前の日本の園芸書には、かなりイライラする表現が並んでいて、「水遣りのコツは長年かかって習得するもので、一概に説明はできない」などというのがよくありました。 いまでも、お年寄りの集まった場での講義の最後、Q&Aに必ず出てくるのが次のような質問です。「講義の内容と違うんですけれど、ウチの植木が元気ないんです。水や肥料が足んないんでしょうか?」。地球温暖化問題と生物多様性の話の後に、これが出てくるんです!!! 日本に自然科学の歴史は育っていないのかな! ア~アです。

◆日本では、園芸用土というと、赤玉土と腐葉土の混合割合が最初にある。この習慣、外国にはあまりないような気がします。ホームセンターで、大きな袋に詰まっているのを買って来ないといけないの? どこかの崖を崩して赤玉土を作っているのでしょうに。 ◆1年中、花盛りにしておくには、かなりの苗床面積を必要とする。年3回か4回は、花が咲きそうな新しい苗に植え替える。「花のいのちは短くて・・・」。苗を地産地消できないと、費用負担がかさみ長続きできない。地域の活性化につなげられないかな。咲き終わった大量の植物は、燃やすゴミ? どこかで堆肥化する? 3Rにどうやってつなげる? ◆チューリップの人気があるから、球根購入の経費がかかるのに、植えなくちゃいけなくなった。秋に植えて、冬の間は風が吹くと砂ぼこり。咲いているのは半月。グランドカバーするものを考える工夫は? コンパニオン・プラントというのもある。 ◆宿根草とか、低木類と混植する方法なども考えたい。

年間計画ではなく、数年・数十年の長いスパンで考える習慣を。花の咲いている時だけが人生じゃないように! 植物が二酸化炭素を吸収して温暖化を防いでいることの視点が、脱落しているのはおかしいです。立体的な景観を、それぞれの街にあった色と形で。 ◆お年寄りや障害者といっしょに、異世代交流と楽しみとのコラボゼーション。バリアフリーからユニバーサルデザインへ。アロマテラピー、園芸療法などの開発も考えないと・・・。わんぱくの森で、「森林セラピー」をやったこともあるんですよ! 空は高く・地球は広い!                         
などなど、気がかりなことたくさんあります。
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by midori-kai | 2013-01-09 07:53
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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