<   2012年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧


10月 第26回 カンナ

カンナ
b0199122_8272830.jpg

夏の季節にピッタンコの花 カンナ
最近、見かけるのが少なくなったけれど、丈夫でたくましい!
b0199122_8264647.jpg

この花は、二名法という学名のつけ方を整理したリンネさんの、
オシベの数や形からの分類体系の
最初のページを飾った花です。
花の形や構造は、みんなサクラみたいと思い込んだら大間違い。
花も葉っぱも、自然の世界は多様性に富んでいます!
[PR]

by midori-kai | 2012-10-08 08:33

やっと雨が降った 千本銀杏のところで考えた   高 野 史 郎

やっと涼しくなって、よかったよかった! 台風がやってきたおかげで、関東地方に雨が降った。大地の渇きが少しはおさまったらしい。
でも、まんべんなく広い範囲に、適量に降ってくれたものかどうかは、よく判らない。何だか最近の雨の神様は、注意深い配慮を欠いて、1か所にドバッと投げ出してしまう傾向があるのがどうも気がかり。基本的な訓練が欠けているみたいで、行く末が思いやられる! 
日本列島も、地球の未来の可能性も、もっともっと長いはずなんだから、何十年も先のことまで考えて行動してくれないと、困るんですよ。
大地の表面を覆う表土の厚さは、ざっと30cmぐらいだろうか。つまり300㎜。歩いても心地よい森林のフワフワ土は、40~50%もの隙間があるという。ここは空気のたまり場、雨が降ると団粒構造の土では、大きな隙間に雨が入り込み、古い空気と入れ替わる。その効果がいわゆる「緑のダム」。
だから計算上は、いっぺんに100㎜ぐらいの雨が降っても、ジワジワッと地面の中に吸い込まれ、地下水につながることになるのだが・・・。絶対にそうはなっていないのは、下水溝があふれ、川は泥水になって水量が見る見るふえて、すぐに氾濫の危険に直結することでもわかる。
フワフワ土のある場所が、市川みたいな市街地では、おそらく1%ぐらいだからで、「フワフワ土の回廊」は全然つながっていないんです。せっかくできたアイリンクタワー、地上150mの展望台に上って見渡せば、この状況は一目瞭然。街はコンクリートの塊です。
日本人は気短なのでしょうか、だいたい3年ぐらいやると飽きてしまう傾向が見られる。次々と目移りして、新しいのにすぐ飛びつく。「からだによく効く薬草」の流行もそうでした。クコもコンフリーも、アマチャズルも、どっかに消えてしまっている。「緑のカーテン」もそろそろ倦怠期になっている様子ですねえ。
小さなプランターに植えたものだから、長いホースを買って来ての朝夕の水やりが大変でした! 節水などといいながら、ゴーヤと水道と温暖化と三つつなげて考えよう、とはいきにくいようです。
                      *
いくつかの行事があって、市川市民の方々、かなり遠くからはるばる来られた人たちに、市川のまちなか散歩のお手伝いをしました。
以前に何回か、鎌倉の大イチョウの話を書いたので、市川のイチョウの話をしましょう。ここ2か月にイチョウの話をする機会が4回ありました。当然少しずつ違った話をします。お客様の反応もさまざま。たぶんのこの質問が出るだろうな、と思っていたのが二つでました。
「この千本イチョウ、樹齢はどのくらいなんです?」・・・① 「これは雄株だっていうけれど、葉っぱの切れ込みが少ない。スカートをはいてるのは雌なはずです。おかしいじゃないですか!」・・・② 
 皆さんはどう返事します???
                       *
①大木を見ると、必ず聞かれるのが樹齢のこと。四季の変化があるところでは、温度変化などの違いで年輪ができる。切断面で年輪を数えれば年齢が判るはず。でも、幹の数が千本ぐらいあることになっている。どの幹が一番古いか、考えたことあるんですか??? 
それに落葉樹の葉の寿命はせいぜい8か月です。新しい枝は数年のもあるだろうし、木は部分部分で全部年齢が違う。真ん中の古いところは腐って空洞になっていることも多い、そういう事情をどうして考えないの? トシの違いって、いったい何なんさ! 年齢がわかってなんになる。もっとじっくりと考え方を整理して欲しいなァ! 
②イチョウの葉っぱで、雌雄の区別がつくか? 結論からいうとできません。同じ株でも、葉の出る場所により、形が違うことがよくある。幹の周りから出てくるヒコバエでは、切れ込みの深い葉がよく見られる。葉っぱで区別できれば苦労しない、という事情もあるんです。質問したこの人、「ズボンをはいてるのがオス、スカートをはいてるのがメス」という古くからの俗説を、自分で検証することなく信じ込んでいるようすでした。
というわけで、信心深い高齢者のプライドを傷つけてもイケナイ。ここでは、あまり重くならないように「最近の若い女の子、ジーパンばっかりはいている子がふえているじゃないですか!」といってこの話の結末をつけてしまいました。・・・この話、まだまだ続きがあるのですよ・・・。
[PR]

by midori-kai | 2012-10-08 08:07
line

市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31