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第14回 10月 日本梨

ニホンナシ
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狭いところに放り出されたナシは、上を向かって伸びる!
実の大きさは、5センチぐらいと小さい。 誰も拾ってくれない。
散歩道のすぐ横なのに、誰も気づいてくれない。

それでも、4月に花が咲いた。花が咲いたから、実がなった。
          虫だけが気づいて、蜜をなめにやって来たらしい・・・・・。
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by midori-kai | 2011-10-27 03:19

放っておいたら“梨の木”はどうなるの?からの気がかり

我が家の近くに、放りっぱなしにされたナシの木があります。正確にいうと、大柏川のすぐ横(左岸)浜道交差点近く、武蔵野線のガード下みたいな狭い場所です。
実はずっと前から気にしていて、つい最近終わったばかりの「スケッチで見る市川の植物2011秋」にも、そのイラストと落ちていたナシを陳列しました。直径・高さともに55mmぐらいのナシです。幸水みたいな感じの赤ナシです。
いろんな質問を受けました。「へえ~、放っておくと、ナシもこんな小さいの?」などなど。ちゃんと調べないといけない心境になって、あらためて現場へ。
                      *
15×5mぐらいのグランド横の狭い場所に、39本もありました。(10本ぐらいかな?と思っていたのに意外に多かった! “なんとなくそんな感じ”などという表現が如何に不確かなことか!!)。
高さは6mぐらいに伸びている。胸高幹周は70㎝ほどの太さのものも。1m間隔ぐらいに密植されているので、樹形は庭先のカリンみたいに突っ立っている。
むかしむかし、♪どこの誰だか知らないけれど・・・♪ なんていう月光仮面かなんかの歌がありましたねえ、そんな状況です。近所のナシ農家が、切って枯らしてしまうのには忍びなく、空き地に里子に出したのかな???
じっと見ているうちに、いろんな疑問が一気に噴き出してきちゃいました。「ナシは市川のブランド商品です」などといっていながら、消費者と生産者の立場は、まったくつながっていないんですよね。市川のナシの始まりについては、八幡の市民会館前に川上善六さんの石碑が立っている。今から250年も前のことらしい。江戸名所図会の、高下駄を履いているおばさんのイラストが有名です。
                      *
市川で作られているナシの品種は? 幸水に始まり、豊水、新高と続く。大町のナシ屋さんの店先には、「あきづき」「かおり」の看板も目につくようになりました。
全国規模で見ると栽培面積は、1位が幸水で約5500ha、2位が豊水で約3700ha、3位が二十世紀で1800ha(これは市川では殆どゼロかな?)、4位が新高で1300ha。ここまでで栽培面積の90%を占めている。ついでにいうと、「あきづき」は7位で200ha、「かおり」は栽培面積26位で5ha。
市川の気候風土で、この何品種かが選ばれた理由は何だろう? そして市川での品種別栽培面積は? 消費者の評判と好き嫌い・好感度は??
1978年(昭和53年)に、新品種育成者の権利保護を目的に種苗法が改正されたのだったと記憶しています。それ以降に発表された数は、80品種ぐらいあるはず。何十もの交配から何百何千?ものタネがまかれ、何年間も試験栽培されて選ばれたエリートたちです・・・。
ちなみに古いところでは、「長十郎」は1895年(明治28年)川崎での偶発実生から。「二十世紀」も1898年(明治31年)の松戸での偶発実生からです。この頃までは、交配親選抜からの育成が、あまりなかった時代だったようですね。
幸水は、1941年に当時の農林省園芸試験場で「菊水×早生幸蔵」の交配から選抜され、1959年に発表された。豊水は「幸水×イ-30」で1965年の発表です。400gと大きくなるが、やや酸味があり蜜が出やすい欠点も。
ところで・ところで、ナシ畑の面積が無限に拡大されるはずはありません。それどころか押し寄せる都市化の波、そして相続税問題が絡んでいる。ナシも10年・15年経ったころから、加齢の悩みを抱える。毎年枝が伸びる、隣の枝先とぶつかる。
来年の花芽のもとができるのが6月末頃か? その頃は今年のナシが育ち盛り。子育てしながらの妊婦さん状態の苦労が、毎年続いているわけです。経営上は、“隔年結果”は当然望ましくないし、日当たりのいい空き地が余分に広がっているはずもありません。常に若返りを考えないと人間社会同様に、少子高齢化が進む!
生産性が悪くなった老木は、申し訳ないけれど引退願ってそこに新品種の若木を植える? 同じ場所に植えても連作障害などはないのでしょうか? 古い枝はばっさり切って、そこに新品種の枝を接木して、若返りましょうか?
近くのスーパーでは、白井市産のナシを毎年扱っています。市川駅前のダイエーでも、市川産のナシは売ってなかった。毎年、お得意さんへの発送でいっぱい。スーパーへ出す余裕はない、というお話ですがちょっと残念ですね。
そろそろ、ナシの販売が終わってナシ農家はほんのちょっとだけの骨休み。すぐに。お礼肥、来年の枝振りを考えながらの整枝・剪定・・・と作業は続いていきます・・・・・。
間もなく落葉して、冬の季節。ナシ畑の下にお邪魔して、枝振りをじっくり眺めさせていただきましょう。今年のナシはどの枝になった? 来年はどこで花を咲かせようか・・・? 5年先・10年先の予定は、などと。
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by midori-kai | 2011-10-27 03:17

第13回 9月 マテバシイ

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by midori-kai | 2011-10-10 05:50

道行く人を 眺めながら ぶらぶらと

すぐ近くの市で「ぶらぶら散歩塾」というシニア向けの連続講座が、この秋も計画されました。なんと、予定していた募集人数の何倍もの人が集まったのです。散歩コースは毎回変わるので、前回参加している人が、また。でも、リピーターはお断りしている盛況です。
市川でやっている歴史解説的な講座も、毎回大勢が参加されている。薀蓄を傾けたお話を、ぞろぞろと歩きながら、楽しんでいるんですね。大多数の方々は、メモを取るわけでもなく、ただひたすらに、静かに、ついていくだけです。環境講座などだったら、こんなに人は集まりません。「この違いって、な~んでだ!」
環境とか、自然とかって、熱心な人も大勢いらっしゃるけれど、なんとなく難しい話題って、思い込まれて敬遠されているんでしょうか? レクリエーション系の人と違って、タテジワを寄せていて、楽しくない人が多いのかなあ。
そんなことを思いながら、とにかくいくつかのコースを下見したんです。自宅近くの大柏川の川沿いの道を早朝、何回か散歩しながら、道行く人を、ひそかに観察することに。
「ぶらぶら散歩」している人っているのかな?

このコース、イヌをつれてる人は以外に少ない。真正面を見据えて、足早にウオーキングする人にもこのコースは使いにくいのかもしれません。
ご夫婦で、ひとりで、ゆっくりしたテンポで、あるいは少し早めに。健康管理のために、毎日の習慣にしているようです。半分ぐらいの人が、挨拶する。
共通項は、ほとんどの人が周りの風景を眺めたりはしない。川の流れに見入ったり、道沿いの野草の花に目をとめたりはしないのに気づいて、がっかり!
昔は、季節の野草が咲いたりしていたのに、最近は外来種ばっかりじゃないの!ということさも気づいてはくれない感じ。ウーム!

柏井の、緑の市民大学の実習林で、このヒューマンウオッチングを何回かしてみました。こちらとしては、下草を踏まれないように、刈り払った枝を粉砕したチップをまいて、道の両側には太い枝を並べたりしています。ずいぶん感じが違ったでしょう! 林の中の散歩道が、ずっと楽しくなったでしょう!をアピールしているのに!! 
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by midori-kai | 2011-10-10 05:29
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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