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第12回 8月 タカサゴユリ

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ヤマユリの花が終わって、8月から9月ごろテッポウユリみたいな花が、あちこちで咲くようになった。テッポウユリとの決定的な違いは、葉が細くて上向きにたくさんついていること。沖縄の原産。
タネからだと花が咲くまで何年もかかって球根が大きくなる他のユリと違って、これはタネから半年で咲いてしまうという早熟なユリ。
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風で飛んだタネが植え込みの中や、道路沿いに落ちでたくましく育つ。これって、外来種というべきか、花壇からの逃げ出し、と考えるか悩ましい存在です。
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by midori-kai | 2011-08-05 07:01

長い緑の散歩道



とっくに梅雨はあけて、ぎらぎら輝く夏のはずなのに、大雨が降ったり、涼しい朝があったり。世の中変ですね。今年の梨の出来はどうなんでしょうか?
ちょっと遠い所でやった夏の行事二つの紹介から、市川の緑を考えることにしましょう。林の中は涼しいのですよ!

関東地方の水源は、利根川が大きく関係しています。そこで、中学1年生150人を集めての2泊3日の合宿が、10年ほど続いています。「奥利根水源の森」でのフィールドワークです。この学校の創立者は市川とも関係があって、広い広い校庭には200種類?もの木が植えられている。学校行事として、5月の樹木観察会から、秋の学園祭とつなげています。
8台のバスに分乗して、子供たちはやってきた! 整列するのに、ちょっと時間がかかるのがじれったい。班別に分かれてから、細い林道の坂道をくねくねと200mほどバスで上ってから、ゆっくりと山道を下るコースとなります。まわりは、深い山と谷です。
バスがゆっくりと上る。谷のあちこちに、いくつもの川が流れているようす。まわりはダケカンバからブナ林にかわる。見上げる空は真っ青! ここで大歓声を上げたいところなのに、子供たちは仲間同士で話している。何も感じないのかなあ??? 身を乗り出して、周りを眺めて、“ウワーすげえ、こんな景色、初めて見た!”などと感激してほしいのに。
校庭の木々とは比べようもない太い木、樹齢何百年かのブナです。その下は背丈ほどのササが茂る。セミが羽化したばっかりだった。珍しいレンガ色のヒキガエルが現れた。モデルになってもらって、記念写真撮ったり、お腹の肋骨の具合や指の本数を確認してもらったり。
このあたり、積雪がすごい。長い冬の間は、ササも細い木々も、雪にうずもれる。何か月も日光浴できない。春になって雪が溶け始めると、さらさら雪も固まって大集団となり、まとまってずるずると斜面をずり落ちる。まっすぐに立っていたはずの幹がしなる、曲げられる。これが毎年繰り返される。
春先の登山だったら、集団なだれ事故です! こんな暮らし「あんただったらどうする?」
出発場所近くに戻った1時間半後、川のところで15分間休憩。勝手に水遊びをしてもらいました。靴を脱いで「ひゃー、冷たい!」と騒ぎ出すのは女の子たちが先。男の子は用心深いのですね。おずおずと後に続きます。
これらの体験は、9月の学園祭で班別の発表されるはず。個別な草木の、退屈な解説になってほしくないものだ、と毎年思っているのですが・・・。

7月末、子供たちのエコキャンプの下見で、「清和県民の森」へ何年ぶりかで出かけました。木更津から急行バスに乗って鴨川寄りの山奥。せいぜい標高300mの房総半島なのに、千葉は緑が深いのです。なんとなくニタニタと微笑みながら??県民の森の尾根伝いのコースを、メモしながらの一人歩き。
左右はほんとに深い谷です。わき見などをしたら、そのまま転落事故です。這い上がってくることなんてできるんだろうか? こんな地形の凸凹を、どのくらいの年月をかけて、どんなふうに作り上げたものなんでしょうか?
ヘビが出た! 突然だったので、はしたなくも声を出して一瞬たじろぐ。相手だって突然でびっくりしたんでしょう。体長60㎝ぐらいのヤマカガシかな? するすると下半身だけを見せて、やぶの中へ消えてしまった。体の模様や特徴を即座に記録するのは難しい。ここでは、何が主食なんだろう?
コケが茂っているところには、サワガニがいた。ピンクっぽい薄い茶色。海から遠いところで一生を暮らす、カニ仲間では異色の存在。
ここでは、コースの主な曲がり角に、現在地が記された地図や、解説ポイントが立てられている。赤外線で探知する自動カメラで撮影した、動物写真が並べてあったところも。イノシシやタヌキ、野生化した「ノネコ」や外来種で問題になっているアライグマなどもあった。

さてさて、市川の緑です。こんなにひろく変化に富んだ、長い緑の散歩道は、市川のどこにもありません。1万分の1の地形図では、わずか1cmの幅が緑の部分です。
じゅんさい池のまわりや、国府台からの「水と緑の回廊」は、毎日のイヌの散歩に利用される。何やらケイタイでの情報発信に夢中で、イネを引きずって歩いている人もいる。日々の自然の移り変わりを敏感に感じている気配には遠い人もいそう。
熱海みたいに何万本もウメを植えれば人が来る!などと絵空事を提案する人もいますが、「花の命は短くて・・・」です。花のあとさきのメンテナンスは、大変な苦労もあるんですよ。
もっときめ細かい、市川らしい自然の楽しみ方をそれぞれが考えてほしいもの。そのためのお膳だてを、人ごとではなく、あなたが考えてほしいのです!
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by midori-kai | 2011-08-05 06:53
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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