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ご案内:スケッチでみる市川の植物2011

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by midori-kai | 2011-02-27 20:09

第6回 2月 リュウキュウバショウ(奄美大島編)

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リュウキュウバショウ(イトバショウ)
バナナの仲間です。この茎みたいな軸の部分から繊維を取り出して織ったのが芭蕉布。その植物がリュウキュウバショウですが、地元の人はイトバショウと呼んでいます。ふつうのバショウよりも、ちょっと小型です。
長い花序が垂れ下がる。その先端部分と紫色の苞を取り除いてオシベを見せたのがこのイラストの右側です。
バナナの歴史は、5000年とも10000年ともいわれる古さ! 果物としては、世界最大の生産量がありそうなのに、熱帯地域では自家消費が多く、統計がとられていないからわからないとか。
でも、このイトバショウの実は、タネが多くて食用には適さないんだそうですよ。
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by midori-kai | 2011-02-16 20:42

奄美大島の 海と林からの報告

南の海と森が見たくなって、1月末に奄美大島へ行ってきました。最近は市川周辺ばかり自転車で走り回っているので、飛行機に乗るのは久しぶり。スケールが大きくなった気分で、ひとりでニヤニヤしながらの旅の始まりでした。
いつもならば、かなり念入りに事前調査をするのに、今回はまったく予備知識ナシ。屋久島の先で、沖縄の手前にあるという程度の、お粗末状態での出発です。2泊3日のツアー、いろいろあったのですが、「市川の緑」の延長線上で、今回はその概要をお伝えすることにしましょう。
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羽田から直行便で1時間40分、奄美空港着。最初は北端の笠利崎灯台見物というはずが、観光バスを降りる頃から横なぐりのひどい雨です。半袖どころか、千葉と変わらない寒さ。気温は6℃―12℃程度か。旧正月の頃は、一番寒く天気が定まらない時なのだそうです。海沿いの斜面には、ハマヒサカキにシャリンバイが茂っていました。
奄美大島は、島の面積の90%が林で、その半分は松林なのだそうです。どうも枝振りが違うと思ったら、クロマツではなくてリュウキュウマツでした。それもあちこちが茶色に松枯れ。材木不足で、本土から運んだら、松枯れもいっしょに運び込まれてしまったとかと、チャーミングなガイドさんの解説。
観光名物らしいハブのショーを見物しました。なかなかのプロです。毒蛇の種類と性質の違いを実物と写真で説明、暗がりの前からハブが出ると思わせておいて、突然後ろからロープが垂れ下がってお客に悲鳴をあげさせたり! 蛇の体温は気温と同じだから、寒いと動けない省エネ暮らしです。
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2日目は、まず島の南部の古仁屋、水中観光船でサンゴ礁と熱帯魚の観賞。船の階段を下りた地下室部分の両側が厚いガラス窓。これって、バラスト水みたいので船体を沈めているんでしょうか? 観光施設の外側の「緑のカーテン」部分は、大きな葉っぱのパッションフルーツでした。
ついで訪れたのがマングローブパーク。西表のに比べるとずっと小型で、樹高1m程度のオヒルギとメヒルギ。オプションで1500円也のカヌー体験もあったけれど、それは遠慮して近くの町役場へ。
島の資料を貰って話しを聞こうとしたのに、何もないのに驚いた。なんと、すぐ前の山の斜面が昨年10月の豪雨で崩れ、1.5mの高さまで泥が押し寄せて書類は全部水浸しになったとか。荒れた斜面と、氾濫した川の状態を眺め歩く。有機物の黒さがまったくなくて細かい粒子の赤土、これで雨が地中に浸透するんでしょうか? カンヒザクラが濃いピンクの花を咲かせていました。これまたどうも違う感じ。後で調べたら花弁が少し開くタイプで、「リュウキュウカンヒザクラ」と区別されていたようです。
夕暮れが近づき、今日はダメかも知れないと噂しながら西海岸の大浜海浜公園へ。ところが突然、厚い雲が切れて青空が見え、東シナ海の波のかなたに真っ赤な夕日が沈んでいきました! 
公園の植栽は、背の高いビロウの並木(ワシントンヤシに似ている)、ハイビスカスの仲間で黄色い花のオオハマボウ、タコノキ、ガジュマル、イトバショウなどなど。海からの強い風を受けて傾きながらも、必死に耐えているは見るのがつらい。
泊まった宿は、埋立地の港の近く。防風林はギョリュウ、10mほどの高さに列植されていた。自然の海岸を散歩したいのに、直線のコンクリートばっかり、欲求不満がつのりそう! キク科の白い花はあちこちに咲いているシロノセンダングサ。外来種が多いのは埋立地の共通項。
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3日目には、大島紬と黒糖焼酎工場の見学。各種焼酎が飲み放題で700円といわれても、昼間、売り場の前で、おつまみなしではダメですよね。
観光バスに揺られて、島の主な場所は見当ついたけれど、林の中に入れなかったのが心残り。いずれまた花の季節に行かなければ。
参加者の平均年齢は65歳ぐらいか。ガイドさんはものすごくよく勉強していて、眠っては申し訳ないのに、聞き耳をたててメモ取っているのは私一人のようでした。
隣に座ったおじさん「マングローブっていうのは、水草みたいに浮いているんですかねえ」などといってる。その節穴の人が「気候異変が続くと生態系が乱れるんですよ」というのだから不思議です。
観光コースに「緑」の需要はないのでしょうか? つい先日、全10回の市民観光講座が開かれ、市内6コースのお寺や神社の説明をじっくりと聞きました。参加者は、誰も季節や景色に感激したり、話題にしないのが恐ろしかった。もっとキラキラと輝いて欲しいのになぁ。

ニューツーリズム、エコツーリズム、という言葉、まだまだ知れ渡っていないのですね。「健康・観光・環境」が新しい3Kといわれてもいるのに。
さあ、あなたならば、市川の緑の散歩道、どこで、どんなメニューを提供できそうでしょうか??
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by midori-kai | 2011-02-16 20:38
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


by midori-kai
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