初冬のわんぱくの森で 

この秋の紅葉、どこかへ出かけましたか? 例年に比べていかがでした? 私の感じでは、イマイチ、夏の高温乾燥・天候不順を引きずって、真っ赤にはなりきらないうちに寒気がやってきた。
葛飾八幡宮参道のイチョウ並木も、11月末頃から黄色になり始めました。毎年、早く黄色になる株と、遅くまで緑を保っているものとがあるのを気にしています。正確に記録して確かめようと思いながら、忘れてしまうことの繰り返し。あれは個体差なのか、それとも日当たりとか風あたりとかの微気象のなせる結果なのでしょうか?
12月早々に霜が下りたのか、落葉樹の葉が一斉にしなびて垂れ下がった。我が家の玄関内側の温度計では、5℃を記録しました。(我が家では、エアコンは年間を通して、ほとんど使ったことがないんです!)
10年前頃から、あちこちの庭先に植えられ、晩秋の青空に向かって高く咲く青紫の皇帝ダリアの、花も葉も急にしおれた。
でもでも、斜面林の落葉樹たち、コナラやイヌシデなどの黄金色のグラデーションは、毎年のように心を躍らせてくれる。日本列島の四季の移り変わりの素晴らしさに、感謝したくなります。
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12月1日、松戸市との境に近い大町の「わんぱくの森」で、焚き火を囲みながらの団欒のひと時がもたれました。といっても、酒宴ではなく、メインは東京農大の濱野先生の林を巡り歩きながらの解説です。小人数で、お互いに顔が見える程度の人数を、濱野先生は考えていたようです。
予定されたプログラムでは、林の中での散策は短時間にして、焚き火を囲みながら先生の講義をすることだったらしいのですが、そうとはなりませんでした。
10時に始まりと聞いていたのですが、スタッフの方々はそのずっと前から準備をされていたようで、自転車で駆けつけたときには、もう林の中での先生の解説が始まっていました。やっと焚き火のところに戻ったのが12時半ぐらいでしたから、おそらく2時間ぐらいは楽しいお話が続いたようです。

サワラとヒノキの違い。背中に入れて、痛いのがサワラで、痛くないのがヒノキ。サワラの葉を手でもんでみて、においを嗅ぐ。この匂いを蝿は嫌いらしい。お魚の下にサワラの葉を敷くのはその効果もあるから。
両手で丸い形を作る。その間に別の人が手を差し込む。それを何人かが重ねて、枝先の形ができる。指先を丸くするか、外側へそらすかの違いで、葉裏の白い気孔帯の形も違ってくる。「これを子どもたちにやって見せると、絵の描き方も違ってきますよ」。なるほど・なるほど。この解説初めてでした。
サワラの方は下枝が落ち難いし、若いうちはヒノキと違って曲げやすい。苗木の値段が安いこともあって、このあたりの垣根にはサワラがよく使われる・・・。コナラにもテングス病があることも初めて知りました。

「わんぱく古道」と呼ばれる杉並木もあります。「この外側はすこし低木を切った方がスッキリします」。2本あるヤマザクラの両側も、もう少し日当たりよくして枝が伸び、目立つように・・・。
今このドングリの森のすぐ北側は、何やら工事中で、建物が建つらしい。川の流れが、松戸市との境界線です。先方から見えにくくするには、シロダモやヒサカキなどの、低木が育つといいですね。などなど。
昼過ぎ、急に曇ってきて雨が降り出し慌てました。でも30分ほどでおさまって、やがて青空が。コナラなどのすんなりとした木立ちが、斜めからの光を受けて輝きます。
南北に長い市川市ですが、ほんのちょっとだけれど起伏があって、昔からの野草の自生が見られる林は、今ではここだけかもしれないな! 

このわんぱくの森は、スタッフの人たちが手入れをしているのが毎月2回、その時しか外部の人が入れないように鍵がかかっています。小学校を突き抜けた奥にあるので、子どもたちの安全管理のためです。でも、もっと多くの人に、特に子どもたちに、市川にもこんな林があることを知って欲しいナ。いろんな人に楽しんでもらいたい、大勢がいっぺんにではなく。この判断は難しいことなんですが。
もうすぐ、冬至です。1年で日が一番短くなる。地球から見れば、一番遠くに太陽が位置している。「冬至にカボチャを食べると風邪を引かない」と昔から言われていました。ヨーロッパには「リンゴ1個で医者要らず」なんていういい伝えがあったような気がします。

「冬至の七草(7種)」というのもあるそうですよ。レンコン、ニンジン、ギンナン、キンカン、カンテン、ウドンなのだそうです。これではひとつ足りない。
カボチャは別名が南瓜(ナンキン)。「ン」がつくのは運がいい。冬至の翌日からは、少しずつ日が長くなる。クリスマスツリーだって、明日からは日が長くなるという期待と喜び、冬が厳しい高緯度の、北欧の人たちのお祭りがその起源のひとつとか。
 12月は、忘年会シーズン。年を忘れて・・・ますます元気で、いいことたくさん、ありますように。「望年会」の方がイメージがいい! という意見もあるようですよ!!
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by midori-kai | 2012-12-08 03:42 | みどりの道を 散歩しましょう!
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市川市の山林所有者が集まり、自然景観【里山緑地】を守る会です。地球温暖化や樹林地とのつながりを考えています。


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